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ヤマト運輸の配送用電動アシスト三輪車リアカー

 2013-10-30
ヤマハが国内宅配御者のヤマト運輸向けに電動アシスト3輪車とリアカーを製作発表していました。
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以前にも九州の会社がヤマト運輸用に作った配送用リアカーもありましたが、結構粗雑なものでした。あれでは操縦性、安定性が悪くたまったものではないだろうとは思っていましたが。

このたびの新製品も、洗練されているとは思えませんが、以前よりは改善されています。 コクーンキャンピングトレーラーを開発して来た私から見れば、用途が違うのですが、気になる事だらけです。

3輪車の車重が50.5kg、全長が2,215mm、全幅が1035mm(コクーントレーラーは800mm)
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三輪車と2カ所の爪で連結されるリアカーはごく小径の自在プラスティックホイールを前に、後ろには8インチ位のこれも同様の自在プラスティックホイールを採用。駐車ブレーキも取り付けられている。重量は書いていなかったが、恐らく15kg以上。 寸法は全長820x全幅745x全高980と乳母車くらいの大きさ。
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問題は三輪車50.5kg、リアカー15kg、合計65kgの車重、ヤマトのおばさんの体重が60kg?、荷物を100kgとすると総重量が225kgと非常に重たい。

都内の配送を考えると12アンペアのバッテリーで10kmは持たないのではないか?せいぜい営業所から近辺の配送を1回終えれば、充電済みのバッテリーと交換するというはめに。

いつも勉強させていただいている”自転車探検”ウエブサイトの ページ必要動力計算機に諸データーを入力すると 314W必要とあった。しかし、これは2輪なので転がり抵抗が5輪、しかもプラスティックホイールの場合はもっと大きくなるので、概算でプラス80W、伝導損失も2倍の24W、空気抵抗も1.5倍の5Wとすると総合計410W
ピクチャ 1

ここで、都内の平均道路勾配を4%、走行速度を10km/hとしました。

おばさんが恒常的に出せる力を80Wとすると、電動アシスト自転車の最高出力250Wと80Wの合計は330Wとなるので、これでは4%の坂を上る事は出来ませんね。瞬間の馬鹿力を数秒140Wとしても410Wです。200Wの力を数十秒出す事が出来ないと4%の坂でさえ登る事は出来ません。 この200Wがどれ位のものかはジムにあるサイクルトレーナーで試してください。男子高校生でもきついですよ!
因に、現役の中距離ランナーは250Wで1時間汗だくで漕いでいました。私は最高10分しか持ちません。
3段変速機を内蔵し、極端な低速度、2−4km/hと歩く速度で登れるくらいでしょうか? 幸い3輪なのでハンドルがふらつかないのが利点です。

170cm、体重70kgの男性の場合、約430Wとこれも180Wもの人的出力が必要です。
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